■大都市では、用途地域上で「準工業地域」「工業地域」に代表される住宅との混在する地域が多くを占めており、その近辺には必ず路線型商店街もみられます。こうした地域では、経営環境の激変により、たとえば工場移転跡地に数多く立地するマンション群と町工場との不調和問題が顕在化しています。住工共存のまちづくりは、こうした問題を解決するために行われるものです。

■住工共存のまちづくりは、地域社会が地域の「ものづくり」の大切さを認識するところから始まります。町工場を中心としたまちの宝物を再認識することにより、まちづくり人材の輩出を促し、商業を含めたまち全体の活性化を進めていきます。このため、ハード整備を目的とした通常のまちづくりとはやや異なり、町工場をまちづくりの重要なシーズとして認識し、まちづくり活動に工業者をいかに引き込んでいくかといったソフト面も重視されます。

■住工共存のまちづくりには、「まちづくり」のノウハウばかりでなく、「ものづくり」に関する知識や経験が必要とされます。弊社は、1974年以降、さまざまなまちづくり業務や産業調査等を通して、数多くの町工場に入り、「ものづくり」に関する知識やノウハウを蓄積してきました。「住工共存のまちづくり」のことならまず弊社にご相談ください。

<住工共存のまちづくりに関する弊社の主な実績>

*ハード面

工場建替えを支援するテンポラリー工場

(江東区、平成7年3月完成)

住工併設の立体型賃貸工場施設

(板橋区生活産業融合型工場ビル、平成7年3月完成)

工場リニューアル指針・パンフレット<町工場がいいランドマークとなるまちづくり>

(板橋区前野町のまちづくり、平成8年3月)

*ソフト面

町工場主による地域活動支援

(墨田区京島ワークマップ作成、昭和60〜61年)

地域工業者組織の地域活動支援

(大田区工和会の活動支援、平成2〜6年)

マンション住民に対する工場主によるものづくり実感講座(平成7〜9年)

(板橋区生活産業融合型工場ビル内区民工房)

工業高校生との交流事業

(板橋区、都立豊島北工業高校におけるシンポジウム)

■住工混在地域総合整備モデル事業関連の主な実績

住工混在地域総合整備手法等調査
昭和63年 、東京都
住工混在地域総合整備モデル事業調査
平成元年、大田区
住工混在地域総合整備モデル事業調査
平成元年、品川区
住工混在地域総合整備モデル事業調査
平成元年、板橋区
住工混在地域総合整備モデル事業調査
平成2年、荒川区
矢口・下丸子地区住工混在地域総合整備計画策定調査
平成2年、大田区
住工混在地域総合整備地区整備計画策定調査
平成2年、品川区
住工混在地域総合整備モデル地区整備計画策定調査
平成2年、板橋区
住工混在地域総合整備モデル調査
平成3年、葛飾区
墨田区住工混在地域総合整備モデル事業整備計画策定調査
平成4年、(財)東京建築防災センター